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ゆれるなぼくら

夕暮れの観覧車

見たこともないスピード

すごいビル風を

浴びてぐらぐらと

インクで書いた月明かりを

額縁に飾って

君は窓の外眺めゆらゆらと

 

ふいにセスナ機飛んで

ビルの間をすり抜ける

君は掃除機とめて

僕に振り向いた

 

ゆらゆらしてる心

ぐらぐらしてる言葉

さまよい歩く僕らの

行き先はどこなのか

 

優柔不断な右手の中

紙切れ握って

僕ら市役所のドアの前にいた

 

ふいにセスナ機とんで

ビルの間をすり抜ける

君は足を止めて

僕に微笑んだ

 

ふらふらしてる心

ぐるぐるまわる頭

漂い浮かぶ僕らは

同じ向き指差した

 

夕暮れの観覧車

見たこともないスピード

すごいビル風を

浴びてぐらぐらと

インクで書いた子供の名前

机に飾って

僕ら窓の外 眺めゆらゆらと

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